めまいの治療法

検査項目の判断基準

めまいは「耳が原因か」「頭が原因か」これがとても重要です。

「頭が原因の場合」は命にかかわります。

めまいの診断で一番重要なことは「問診」です。
そのため、様々な質問により問診した結果、原因が「頭」か「耳」かを判断します。

そして問診では
以下の3つを必ず確認しております。

①「発症のタイミング」

めまいが1日の中で起きた時間帯(朝・昼・夕方etc)によって危険性も全く変わってきます。

②「めまいの種類」

ぐるぐるまわるのか・ふわふわするのか、これらの種類によって危険性も変わってきます。
そして、このめまいの際に耳の症状、吐き気が発症していないかも重要です。

③「めまいの持続時間」

数秒・数時間・数日なのか、持続する期間によっても変わってきます。

当院の治療方針

★「耳が原因の場合」

本人の耳の症状あるなしにかかわらず、耳に関する検査を実施します。
様々な検査の結果、数ある病名のうち、良性発作性頭位めまい・メニエル病であることが多いです。ただ、その他にも重度の突発性難聴を伴っためまい・前庭神経めまい・外リンパロウもあることもあります。
そのため、早期の確実な診断が必要ですので、信頼のおけるめまい専門医の先生にご相談することをお勧めします。

再発した場合、突発性難聴やメニエル病が原因であることが往々にしてあります。そういった場合は突発性難聴やメニエル病の治療も合わせて治療してきます。

★「頭が原因の場合」

このケースの場合は脳卒中(脳梗塞・脳出血etc)・脳腫瘍であるケースが大半です。これらのケースは命に関わる重度の症状のため、早期治療はもちろん、より高い専門性が求められます。そのため、当院では専門知識と専門設備を有した神経内科や脳神経外科にご紹介いたします。