当院の中耳炎診療に対するこだわり

中耳炎とは3歳までのお子様の約7~8割がかかると言われています。

実際に多くのお母さまが中耳炎にかかった後のわが子の「発熱」「難聴」といった症状に対して、多くの心配をされます。また中耳炎の治療法である「鼓膜切開」についても、どの程度の症状であれば切開するのかなど、わが子の身体のことなので、ご自分の身体以上にご心配されるケースは決して少なくありません。

このようなお母さまがご心配される視点と医師による視点の2つの視点から診療方針を適切に決定し、1人1人に合った診療を行っていきます。「鼓膜切開」を行う場合はお子様の症状から保護者の方にもご相談させていただいた上で進めて参ります。また、投薬についてはお鼻が出ていない限りは不必要な投薬はしないというポリシーに基づいて診療を行っております。

但し、中耳炎を完治させるまでの時間を短くするためにも以下のようなお願いをしております。

① 通院の間を空けずにしっかりと通院してください。

例えば週2回来て、その後は3週間期間が空いてしまう、というのはあまり良くありません。
集中して通院していただいた方が治りは早いことが多いです。

特に中耳炎においては「鼻を少なくする」という治療が極めて有効です。
ご自宅の吸引器などで適切に吸うことができるのであれば、いいのですが、コツなどがあったりして、うまく活用できているご家庭とそうでないご家庭に分かれているようにも感じます。

当院では鼻の吸引に対して、耳鼻咽喉科医としての信念をもって、徹底的に行っております。
(⇒森下耳鼻咽喉科医院の鼻吸引のこだわり

② 最後までお薬を飲み切ってください。

途中で痛みがなくなったからといって止めず、最後まで飲みきってください。
同じ系統の薬であっても薬の効果の聞き具合が全く異なりますので、安易に判断せずに最後まで服用してください。内服薬について、ご不安があれば、お気軽に診療受診時にご相談ください。