中耳炎と登校・登園

登校・登園の目安

よほど痛みが強い場合あるいは高熱の場合をのぞいて、通学して頂いて結構です。
ただし、体育やスイミングはお休みして頂く場合がありますので、ご相談下さい。
中耳炎自体は感染しやすい病気ではないのですが、基礎疾患としてカゼをひいていると、人にうつしてしまったり、あるいは中耳炎にかかりやすいお子さんがカゼが流行っている時に登校・登園することにより、中耳炎が再発する場合もあります。
そのような場合は十分ご注意頂いて、人にうつしたり、もらったりしないように気をつける必要があります。

保育園に通っていると繰り返しやすいってホント?

基本的に保育園では、風邪のうつしあいになることが多く、中耳炎になりやすいあるいはかかってしまった場合長引きやすいということがいえます。
また、乳児期や1歳くらいで耳だれが続くようなお子さんの場合、症状が長引いたり、繰り返したりしやすいということが多いです。
小さいお子さんの耳だれが続く場合は、ご心配になると思います。
保育園に行かずに済むのであれば、そのようにして頂ければいいのですが、実際にはそうはいかないご事情もあるかと思います。
ですので、そうした場合は必要以上に悲観的にならず、耳を清潔に保つため、治療にかかって頂ければと思います。
0歳〜1歳のときにはずっと続いていたような耳だれも3〜4歳くらいになると回数は減っていくのが普通です。
ただし、耳だれが繰り返すことにより鼓膜の穴が残ってしまうと慢性の中耳炎に移行する場合があるので、耳だれが出てきた場合にはその都度治療に通院して頂くことが大切です。