新型コロナウイルス後遺症外来とは、新型コロナウイルスに感染し、治療が終了した後も継続して感染中と同じような倦怠感や味覚・嗅覚障害などがある方を対象とした専門外来です。インフルエンザなどの感染症と違って新型コロナウイルスの場合、なぜ感染後もそのような後遺症が続くのかについては未だ詳しい原因は特定できてはいませんが、当院では患者さん一人ひとりの症状に寄り添った処置と検査を行います。また、当院の後遺症に対する治療はすべて保険診療の範囲で行うため、高額な治療費は頂きませんので、ご安心ください。
新型コロナウイルスの後遺症の主な症状としては、以下のものがあげられます。
上記症状はほとんどの方が新型コロナウイルス発症してから治療を行い、約1か月を目途に改善へ向かいます。しかし、それ以上経過をしても症状の改善が見られない方も中にはいらっしゃいます。
東京都の配布した新型コロナウイルスの後遺症に関するリーフレットによると、アメリカの新型コロナウイルスに感染した270名を対象としたアンケートでは、感染者全体の内の約95名が感染後2~3週間経過した後も感染前と比べて健康状態が戻っていないというデータが出ています。
また、このような新型コロナウイルスに関する後遺症がどのくらい続くのかについては症状や重症度、個人の体質によって様々なため、まだはっきりとは判明していません。ただし、様々な合併症を同時に引き起こしている場合は長期間(1年~)の治療が必要になる場合があります。
患者さん一人ひとりの症状によって治療方法は様々ですが、味覚障害・嗅覚障害の場合ですと内服薬や点鼻薬の処方から生活・リハビリ指導を行います。
また、当院では上咽頭擦過治療(EAT、Bスポット療法)を行っております。(上咽頭擦過治療について詳しくはこちら)
Bスポット治療を受けることで、倦怠感や頭痛、身体の節々の痛みなどの症状に対して、総合的に改善へアプローチすることができます。